嗚呼!!花の応援団(1)
もう20年以上前の大学入学当初になります。
僅かな期間ではありますが、応援団に所属して(させられて)おりました。
入学直後授業が開始されて間もない頃、学内では部活動の勧誘が活発になっておりました。
授業が終わってさあ帰ろうと正門から出ようとしたところ、ハイカラーの長ランに身を包んだ以下にも昭和なバンカラのイカツいお兄ちゃんに腕をつかまれます。
そしてやんわりとした口調ながら明らかな強引さをもって正門脇のテントに引きずり込まれます。
テント内にも学ランが一杯(汗)
「どや、応援団はいらへんか? クラブ何にも入ってへんのやろ?」
よりにもよって応援団に捕まるか~(汗)
「いえいえ、クラブには入りませんから・・」
「大学でもクラブは入らなアカンで、充実した大学生活や!」
「あの、もう帰りますので。」
「入ってくれな帰らせへんで」目に怒りが篭っていて私の腕を掴む手に力が入る。
するとテントの中にいたおねえちゃんが
「そうだよ、クラブは入ったほうがいいよ、楽しいよ!」
このおねえちゃんも応援団員か?
あーだこーだ問答しているうちに2時間ほど経過し疲れが出てきた頃になって、
「な、仮入団でエエからとにかく明日から練習来いや。実際に見もせんと嫌がられたらこっちの立場ないやろ。ワシも団長に顔が立たんからな。」
あとで思うと、そんな義務は微塵もないのに疲れのためか、判断能力も衰えて
「分かりました、じゃ見学行きます。」
といってしまったが最後、約2ヶ月の悪夢の応援団ライフが始まってしまったのです!
続く!
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