やってもたー!日記

大阪・門真でライブカフェやってますが、内容はそのことだけにこだわらず自由に投稿してゆきます。最近公私共に「やってもたー!」と思うことが多いのでこんなタイトルになりました。暇つぶしに楽しんでもらえると幸いです。

命のバトン

年が明けてすぐに伯母(母の兄の妻)が亡くなった。
ここ数年クモ膜下出血により入退院を繰り返す闘病生活を続けており、昨年末からいつ逝ってもおかしくないと知らされていたので、ついにきたか、といった受け止め方をしていてさしたる動揺はしていなかった。


確か享年73歳。


常に明るく私たちを迎えてくれる朗らかな伯母でした。合掌。


5日通夜、6日告別式と式は滞りなく執り行われました。
葬儀会場は今主流となりつつある葬儀会館。
正面の祭壇に向かい会場内中央に通路を設ける形で椅子が並べられます。通路の左側は親族、右側は一般。
当然ワタクシは親族席に着席。
だから周囲はみんな親族。伯父伯母両方の親族全体では60人くらいは集まったでしょうか。今となっては冠婚葬祭でもないかぎりこれだけの親族が集まることはないだろうな。
告別式前には司会が伯母の人となりを紹介。伯母の孫が5人集まっていることから司会は「5人のお孫さんに囲まれて幸せでした。つながれた命のバトン」といったフレーズを発する。これには葬式ではめったに泣かないワタクシもグッときた。
伯父伯母夫婦からこれだけ人が増えているんだよな。
長男次男とそれぞれの嫁、そして孫は2人と3人の合わせて5人、計9人。直接血の繋がらない嫁2人を除いても7人(嫁さんゴメン!)。2人から7人に人間が増えたわけだ。


さっらに遡って考える。
祖父祖母からはどれだけ増えたか?
私の母を含めた4人兄妹(長女、次女、長男、三女(私の母))。
長女からは孫2人とひ孫4人更にその子も1人の計8人。
次女からは孫3人とひ孫2人の計6人。
長男は前述のとおり7人。
三女からは孫2人(ワタクシ含む)とひ孫2人の計5人。


祖父祖母の2人から総計16人に。
この16人から更にこれから増えてゆくんだよ。
偉大だよ。見事に命のバトンを繋ぐどころか、バトンを増やしているよ!
昔の人、特に子を産んでくれる女性は本当に偉大だよ。


誤解しないで欲しい、子を産めない産まない女性を見下しているわけではない。
現代では人の存在価値も多様化しているんだから。
ただ、原始に近ければ近いほどやはり子を産む、ということはヒトの存続に関わる重大なことだったんですよねきっと。


使い古されたフレーズかもしれないけど、人はこうして命を繋いで生き続けるんだよな。
生き物としては当然の責務。
もちろん今の時代、単純に「産めよ増やせよ」とはいえないが、こうして人が生き続けることで家であり地域であり民族であり国が歴史が成り立ってゆくわけです。これは否定できない。


今ワタクシは子2人。
つまり夫婦2人から子2人で増えていない。
もっとがんばるか?いや、もういいや(汗)
もっと子を産み育てやすい世の中が来ることを切に願います。