楽しむことって
ステージで自分が楽しむことが大事、等と軽々しく宣う愚か者が最近目立ってきております。
全くもって嘆かわしい。
人の考え方はそれぞれ、といってしまえばそれまでではありますが、ライブカフェ経営者としてはそれでは済まされない由々しきことです。
ライブハウス、ライブバー等の経営者は出演者がお客を呼びそしてお客を楽しませてくれることを期待してブッキングをするのです。
それを堂々と声高に「自分が楽しまなくては」等と公言されては全く呼ぶ気にはなれるものではない。
ある人物は、とある人気ミュージシャンに「頑張らずに楽しむことが大事」と言われ、それを実践することとしているそうですが誤解も甚だしい。そのミュージシャンは今の高みにたどり着くまでにどれだけの努力と試行錯誤を繰り返して今の完成された、そしてお客を満足させられるパフォーマンスを会得し楽しめるようになったことか、想像に難くない。
音楽でもスポーツでも何でもお客を相手にすることで、最初から楽しくやれるのは一握りの天才だけだ。その天才でさえ、才能に磨きをかけなければ才能を存分に発揮してお客を満足させつつ自らも楽しむことはできない。
草野球でさえ、練習で体力と技術を養わなければプレイを楽しむことができないんだぜ。
今の君のレヴェルではお世辞にもお客を満足させられないよ。身内やマニアだけ集めてキャーキャーとカラオケのごとく楽しむのが関の山。そんなステージはLive PsCAFEは必要としない。
お客の見ているステージに上がるパフォーマーたる者がステージで独り善がりの醜いマスターベーションを見せてどうする?
どうせ独り善がりを見せるならもっと美しいマスターベーションを見せてお客を唸らせる位になってみろ!
どんなお客でも喜ばせることに楽しさを覚えるべきじゃないのか?
今のレヴェルでの楽しみ方はお客に対して失礼極まりないですよ。
お客を少しでも喜ばせようと歌、演奏、MC、パフォーマンス、衣装ほかあらゆる面において努力工夫を重ねる者ならいくらでもステージに上がるチャンスを与えてあげたい。少々未熟であろうが。
その努力工夫をハナから否定・放棄するかのような発言をする者は不要です。
考えを変えろとは言わない。
そんな安易な考えをもち、ましてや公言するような輩は私は要らない、と言っているのです。
ある知人のミュージシャンは「頑張れって言うな‼」と歌っているのですが、それは実際に頑張って来たからこそ歌えるのです。
尊敬する故・ジャイアント馬場氏はプロレス誌のインタビューで「プロレスラーにとって大事なことは?」との問いにこう答えていました。
お客を楽しませることだ
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