やってもたー!日記

大阪・門真でライブカフェやってますが、内容はそのことだけにこだわらず自由に投稿してゆきます。最近公私共に「やってもたー!」と思うことが多いのでこんなタイトルになりました。暇つぶしに楽しんでもらえると幸いです。

ユニット活動について

残念なことですが、最近ワタクシの周囲では音楽ユニット2組の解散が続きました。


ソロ活動時から彼らを知り、交友関係にありソロ活動を応援し、結成に多からず少なからず関与したワタクシとしては本当に残念なことでした。


この経験をもとに整理したワタクシの考え方を述べさせていただきます。
自らの反省を込めて…。


この2組に関して共通している最大の特徴は男女ユニットであり、恋愛関係にあったこと。かつてのワタクシならこれを最大の利点と捉え大歓迎したでしょう。実際に大歓迎し微力ながら協力してきたのです。
結成当初は両組とも息の合った楽しいパフォーマンスを繰り広げ、今後の活動展開が楽しみにされておりました。
しかし、共に半年くらいたってからでしょうか?
付き合い始めの頃の熱が冷め始め、音楽観の違いに気がつきだしたと思われる頃に不協和音が生じてきます。


例えばユニットNの場合、男性は少々熱血漢で上昇志向をもって音楽活動に挑む一方、女性は彼との恋愛そのものと「現在(いま)を楽しむ」事に重きを置く、その相違が顕著となってきました。特に男性側にあっては足を引張られる思いが強くなってきたのです。
そこへ更に恋愛感情に翳りが生じ…。
古風な(?)女性ならその相違に気がつき、身を引いて彼のソロ活動を支援するところでしょうがそうはいかない。彼女は恋愛関係にあることと「ユニットである」ことに自らの存在価値なるものを見出していたのでしょう。だから解散には強硬に抵抗していました。
傍から見ているワタクシには、「そのときそのときを楽しめばそれでよい。」的な自分が楽しければそれでよいというカラオケ感覚、「音を楽しむと書いて音楽と読む」を表面的にしか捉えないその感覚をライブに持ち出してお客を置き去りにする彼女の姿勢には大いな疑問が感じられ、彼の解散し恋愛関係も解消したいと言う相談を受け入れ、活動縮小若しくは解散を働きかけたのでした。
こうなった以上いつまでもグダグダしていたらお互いタメにならないですからね。


このように恋愛関係から始まるユニット活動については、本当に仲の良い夫婦など、よほどの強い絆のないことには長続きしない、と言うのが今回得た結論。
ユニットそのものを否定するものではない。
お互いの音楽理念音楽性の確認のないまま恋愛の延長上でユニットを組む危険性について十分承知のうえで、それぞれのソロの持ち味を活かしつつ共に成長できるものでないと意味がない。
恋愛中男女のユニットはごく偶に余興程度にしておくのがいいのかもしれません。


お笑いコンビでも、プライベートではあまり付き合わないとか実は仲が悪いってのありますよね。


実際、長続きして更によい音楽を提供してい男女ユニットは恋愛関係にない男女が多いのではないかな?


みなさんはどう思いますか?


余談ですが、ユニットいう呼称は何とかなりませんかね?
なんか軽い気がして複数のミュージシャンが組むことの重大性が感じにくい気がするのですが…。